お知らせ

第7回「インフラメンテナンス大賞」 優秀賞 を受賞しました。

2024.01.17

 第7回「インフラメンテナンス大賞」(国土交通省 技術開発部門)において“優秀賞”を受賞いたしました。

(応募案件)
 MEMSエナジーハーベスタを用いた附属物点検デバイス「フリークエンター」
(受賞者)
(株)構研エンジニアリング:佐光正和
(株)鷺宮製作所:三屋裕幸、石黒巧真、小平紘史
(株)建設技術研究所:戸本悟史
国立大学法人京都大学:塩谷智基
国立大学法人北海道大学:橋本勝文
(概要)
 附属物点検デバイス「フリークエンター」は、トンネル照明灯具等に「自立的な発電機構を持ったMEMSセンサ」を取付け、「異常時の周波数」を検知してアラートを発する「ゼロエネルギーデバイス」(坑内の電源配線、電池交換および充電が不要な超低消費デバイス)である。従来の点検手法である近接目視、触診(揺らし)での課題解決(定量的な評価、点検作業の省力化)および担い手不足の解消が可能な、軽量化かつ小型化を実現したセンサデバイスである。
(技術のポイント)
  • 異常発生時の振動数に応じて発電する”仕組みに着目”することで、従来の事前解析が不要となりコンパクト化(コスト縮減)を可能としている
  • トンネル坑内(配線距離が長い、日が当たらない)での課題であった電源確保も解決できる(電源不要)
  • 異常発生時にのみ自動的に起動(発電)する自在なデバイスであることから、振動挙動から状態監視を行うインフラメンテナンス分野への応用発展性が期待できる

【参考】
 インフラメンテナンス大賞は、日本国内における社会資本のメンテナンス(以下「インフラメンテナンス」という。)に係る優れた取組や技術開発を表彰し、好事例として広く紹介することにより、我が国のインフラメンテナンスに関わる事業者、団体、研究者等の取組を促進し、メンテナンス産業の活性化を図るとともに、インフラメンテナンスの理念の普及を図ることを目的として実施するものです。
https://www.mlit.go.jp/report/press/sogo03_hh_000321.html

(技術パンフレット)

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