冬期雪氷調査
冬期道路交通の安全を確保するため、雪や氷の調査を行い対策工に役立てています
北海道の道路は、冬期に入ると「吹雪」による視程障害や「雪崩」による通行規制が頻繁に発生します

道路雪崩

地吹雪による視程障害

吹きだまり障害

雪崩のデブリ
道路雪崩と吹雪による災害事例です。
道路雪崩は、大量の降雪や雪の中に出来た弱層などにより発生しています。
吹雪は、強風を伴う降雪や風により飛ばされた雪粒子により発生します。さらに、吹きだまりを伴うこともあり、交通障害をひきおこします。
雪崩や吹雪を防ぐためには、「雪」や「冬期気象」を調査することが重要となります。
気象観測を行います
道路近傍で気象観測装置を設置し、冬期気象状況を測定します。
風向・風速・気温・積雪深・視程を計測します。
計測結果を分析し、冬期卓越風向や積雪深の傾向、吹雪の量などを抽出します。
分析結果は、道路防雪対策に生かされます。
解析風配図例
定点気象観測事例
積雪状況や雪の状態を調査します
積雪の層構造や雪質、粒度を観察します
雪の密度・温度・硬度・含水率・積雪深・積雪推量・吹きだまり量などを計測します

積雪断面調査

積雪断面観測

吹きだまり状況

密度測定

雪質・粒度観測

雪質・粒度観測

強度テスト

風紋調査
色々な道具をつかいます

調査ピット

密度サンプラー・ゾンデ棒

ビーコン・雪温計

ラム硬度計

密度サンプラー(左)
スノーサンプラー(右)

雪べら

シアーフレーム